ダンドリ上手は生き方上手
3.ダンドリ上手は生き方上手
「ダンドリ」って・・・
「ダンドリ」って何でしょう?
日頃よく使う言葉ですが、あまり真剣に考えたことはないかも知れません。
いろいろと解釈はあると思いますが、私はこう考えています。
「ダンドリとは、何か目的、つまりゴールにたどり着くために行う作業や思考などの手順や順序を決め、実行していくプロセスのこと」です。
ダンドリを上手にすることによって、私たちは、余計なテマヒマかけず安心してものごとを進めることができます。
そして、ひとつひとつのタスクやプロジェクトがうまくいくことにより、結局はその総体である人生がうまくいくことにつながります。私はそう思います。「ダンドリ上手は人生上手」、豊かな人生を楽しんでください。
さて、こんなことはありませんか。
①「気がつくともう出かける時刻」「気がつくともう締め切りの時刻」、でもまだ何もできていない。何をしていいのかわからない。
②「忘れ物が多い」「やり残しが多い」「一度でものごとが終わらない」「二度手間になることが多い」「つい余計なことをやってしまう」。
③「もっと早くから準備しておけばよかった」と思うことが多い。「前にも同じ失敗をしてしまった」と思うことがある。
その原因は、
①自分がその時にやるべきことが把握できていない。全体像がつかめていない。
②順序・順番・手順を決めないで作業や行動をはじめるので、二度手間、過不足、忘れ物、やり残しが多くなる。
③事前にできることをやっておかなかったり、その時にしなくてもいいことまでその時間に詰め込んでしまうので、失敗が多い。
ということなのです。ですから、
①その時にやることを決める。
②一度でものごとを済ませる。
③早めに準備をする。
という形にすればよいのです。そしてとるべき行動としては、
①まず、その時にやることをすべて紙に書き出し、全体像と総量を把握する。
②次に、不要な作業を削り、必要十分なものだけを残し、重要なものからリストにならべる。
③そして、ひたすらタスクリストを順にこなす。決して迷わない、立ち止まらない、リストにない事はしない。
ということに尽きるのです。これで基本的には解決し、ダンドリがうまくいきます。
『人生を豊かに生きるための7つのトリセツ』セルバ出版 岩下敦哉著 より引用