対人関係はやっぱりストレス
2.対人関係はやっぱりストレス
対人関係は「ストレス」です。
ストレートな表現ですが、突き詰めて言えば、対人関係は「ストレス」なのです。
あなたはこんなことを感じたことはありませんか?
①自分と合わない人、嫌だなと感じる人がいる。
②人の目が気になる、まわりから自分がどう見られているかをつい考えてしまう。
③相手が思い通りに動かない、言うことをきかないのがストレスである。
④不本意なつき合いが多い、相手に振りまわされて困る、自分が嫌なことをさせられる。
⑤相手に遠慮してなかなか自分の意見が言えない、相手から嫌われるかも知れない、仲間外れにされるかも知れない、と感じることがある。
⑥いつも、つい人に気を遣い疲れてしまう。こちらが気を遣っているのに相手は気づかない、なかなか伝わらない。
⑦薄っぺらな人間関係、中身のない虚しいつき合い、無意味なつき合いが多くて疲れる。そしてそれをやめたいけれどやめられない。
私たちは、多かれ少なかれ、何らかの対人ストレスにさらされています。特にこの7つのことは誰もが日常的にストレスと感じていることなのですが、社会の中で生きている以上、これらを避けることはできません。
では、どうすればこれらのストレスから自分の心を守れるのでしょうか。
そんな相談を受けた時、私はいつもみなさんに「対人関係克服三原則」として次の3つのポイントをお伝えしています。
①対人関係が得意な人はいないと考える。
②対人関係は自分の「心もち」次第でどうにでもできると理解する。
③対人関係を具体的な「技」「術」「テクニック」でのり切る。
かなり話を単純化していますが、基本的な手順はこれだけです。では、どういうことか少しお話ししましょう。
『人生を豊かに生きるための7つのトリセツ』セルバ出版 岩下敦哉著 より引用