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弱点と向きあった人生経験 - なんとかなるさ!不器用でかっこわるい人生の楽しみ方 -

6.弱点と向きあった人生経験

- なんとかなるさ!不器用でかっこわるい人生の楽しみ方 -

あなたは「かっこよく」生きたいですか?

私は子どもの頃からずっと「かっこよく」生きたいと思っていました。「かっこわるい」のは嫌で「かっこよく」なりたいと思っていました。でも最近、「かっこわるくてもいいかなぁ」と自然と思えるようになってきました。「家族のおかげ」かも知れません。

(1)かっこわるい自分、不器用な自分、でもそれが今の自分

私はよくみなさんに「苦手に不安に劣等感、世の中すべてにコンプレックス、そんなのみんな持ってるよ、あたりまえに持ってるよ。」と伝えています。

 人生のどの場面でもずっとありましたし、いつもピンチ、ずっとピンチだと思っていました。そして、もがいて、苦しんで、自分なりの解決策を見つけました。不器用でかっこわるいのを逆手にとってチャンスとして乗り越えていったのです。何度も失敗しながら、こうやって生きてきて、「悪くない、むしろこれでいいんだ人生は…」と思いました。

そんな体験をあなたにも伝えて少しでもラクになってもらえればと思いこの本を書いています。

まるで毎日千手観音と百人組手をしているかのように、いまだにピンチの連続です。人と比べ、自分と比べ、困って、焦って、悩んで、苦しみ、今までの人生やることすべて苦手なことばかり、心の中は不安なことばかり、人と比べていつも劣等感とコンプレックス、いつでもピンチな状況、そんなことばかりです。

簡単に私の生い立ちをお話すると、生まれた時は未熟児で仮死状態でした。すぐに保育器に入れられ、酸素吸入、高熱、注射、輸血と職場から駆けつける父が間に合わないとまで言われた状況でした。

一命を取り留め、無事に育ちましたが、一人っ子で両親が長男長女の初孫ということもあり、子どもの頃は親戚一族の期待に押しつぶされ、少年時代はプレッシャーと葛藤し、大人の中で自分らしさを見失いかけ、思春期を悶々と過ごしました。

引き続き学生時代は生き方探しに苦悩し、社会人になってからも周りの人に遠慮し、やりたいことができない、言いたいことが言えないという人生でした。

 家庭人としては、子どもが小さいと個人の時間が無くなりますし、やがて長い間両親の介護や看取りをすることにもなりました。

 いろいろ経験してみてやっと最近、「苦手に不安に劣等感、世の中すべてにコンプレックス、そんなのみんな持ってるよ、あたりまえに持ってるよ。」と伝えられるようになり、かっこわるい自分、不器用な自分、でもそれが今の自分なんだなぁ、と思えるようになりました。それぞれの時期に悩み、苦しみ、あれこれ試してみて何度も失敗しながら何とか生きてきたんだと「自分で自分を認める」というか「自分で自分を許せる」ようになってきたのです。

(2)子どもの頃から持っているかっこわるい自分たち、弱点だらけの自分たち

 

まず、子どもの頃からつきあってきた私のかっこわるい部分、7つの弱点を紹介します。「これでどうだ!」というぐらい書きまくりますので、驚かないください。

①あがり症・人目が気になる

あがり症で、人目が気になる。というか人目を気にしてしまう。人前に出ると緊張してしまうので、人前で何かをするのが苦手である。失敗したらどうしよう、恥ずかしい。かっこわるいと思ってしまう。人が自分のことをどう思っているか、どう見えるか、何か言われたらどうしよう、ダメな人間だと思われたらどうしようか。人の言葉を気にしすぎる。かっこつけ、うまくやろうとする、負けず嫌い、恥ずかしがりや、失敗したら

どうしよう、口下手、うまくしゃべろうとするから余計にうまくしゃべれない、人前に出ること、人前で歌うこと、学校で発言すること、人前で話すこと。

【対処法】

「あがり症」 → さらう、練習する、これ以上できないところまでやる。

「恥ずかしがりや」 → しかたないと思う。自分が主役と思う。

「口下手」 → なるべく人前で話す。うまくしゃべれなくてもいいと思う。

「人の言葉を気にしすぎる」 → 別に悪口を言われているわけではないと思う。

「人にどう思われているかが気になる」 → 相手に直接聞いてみる。

「かっこつけ、見栄っ張り」 → 実態もそうなるようにがんばる。

「負けず嫌い」 → 練習する。

「余裕のあるふりをしてしまう」 → 余裕がないと口に出していってしまう。

②劣等感、コンプレックス

つい人と比べてしまう、できないことが恥ずかしい、自分に自信が持てない、苦手意識、劣等感、努力してできるようになっても「それでいいんだ」となかなか思えない、人から「できる」と言われても安心、納得できない、自分が納得するまでコンプレックスや劣等感は消えない、周りからのプレッシャーを受けやすい、勝手に無言のプレッシャーを感じてしまう、誰も何も言っていないのに「期待されている」と思ってしまう、プレッシャーに負けて、あせる、ピンチ、ストレス。

学校でも、かけっこ、水泳、ボール投げ、野球、お絵かき、工作、字が下手、作文が下手など。

【対処法】

「自分に自信が持てない」 → 自信が持てるまでやる。  

「苦手意識」 → ひたすらさらう。

「劣等感」 → みんな持っていると考える。

「作文が下手」 → 毎日文を書く、日記を書く。

「周りからのプレッシャー」 → 期待されてないと思う。

③人見知り・気が弱い

自分以外の他者、他者・他人の存在自体ストレス、人との心の距離がとれない、人が怖い、知らない人が怖い、相手がどんな人なのか、何を考えているかわからないので怖い、人づきあいが嫌だ、自分のやりたいようにやりたい、ほっておいてほしい、人あたりして心が疲れる、パーソナルの領域に入らないでほしい、アプローチされること自体嫌である、自分の世界に入ってほしくない、傷つけられたくない、人との対立・争いが嫌い、うっとうしいのは嫌だ・煩わしい、文句を言われたくない、気兼ねする、摩擦を避けたい、我慢すれば争いが避けられると考えて我慢してしまう、争いを避けるために勝負から降りる、自分の思い通りにしたいけどそうならない場合が多い、我が強い、コミュニケーションがうまくいかない、言いたいことが言えない、対人恐怖症、人見知り、内弁慶、人に合わせてしまう、まわりに押し切られてしまう。

【対処法】

「人見知り」 → 自分から声をかける、まずあいさつだけしてみる。

「遠慮する、言いたいことが言えない」 → 一言だけ、半分だけ言ってみる。

「対人恐怖症」 → 黙っているだけでもいいからまず人の中に入る。

「人に合わせてしまう」 → 「賛成です」でもいいから一つ意見を言う。

「人からの誘いが断れない」 → 相手は何とも思わないと考える。

④あせる・あわてる・パニックになる

気持ちがあせる、あわてる、すぐパニックになる、せっかち、取り越し苦労、物覚えが悪い、記憶力が悪い、呑み込みが悪い、一回で覚えられない、書かないと忘れてしまう、文章の内容が一回で頭に入らない、頭の中が取っ散らかる、真っ白になる、タイムトライアルに弱くパニックになる、慌てる、焦る、一度にたくさんのことができない、同時並行処理ができない、やることが多いとパニックになる、人のペースでやりたくない、自分が納得しながら自分のペースでやりたい、一つ一つ片を着けたい、自分のダンドリでいきたい、マイペース、とっ散らかる、人のペースは嫌だ、自分の中でわかるまで、できるまで反復練習したい、じっくりやりたい、納得したい。

【対処法】

「せっかち」 → しかたないと考える、前倒しで事を進める。

「物覚えが悪い」 → メモ・ノートに書き留める。

「記憶力が悪い」 → 反復練習する、記録する、頭の外に出しておく。

「呑み込みが悪い」 → ノートの取り方、まとめ方を工夫する。

「一回で覚えられない」 → 何度も反復する。

「書かないと忘れてしまう」 → すぐに書く、書きながら聞く。

「文章の内容が一回で頭に入らない」 → 何度も読む。

「頭の中が取っ散らかる、真っ白になる」 → 紙に書いて整理する。

「タイムトライアルに弱い、パニックになる、慌てる、焦る」 → できるところだけやる。

「一度にたくさんのことができない」 → タイムシェアリングシステムで逐次処理する。

「同時並行処理ができない」 → 一つずつ手をつける。

「やることが多いとパニックになる」 →タスクリストや手帳で管理する。

⑤不安・心配性

心配性、不安症、明日のことが心配で眠れない、不安なことが夢に繰り返し出てくる、性格が細かい、しつこい、くどい、不安で確認ぐせがある、やり直しが多い、ものごとが気になる「これでいい」と思えない、自分が安心、納得するまで心を整理したい。 

【対処法】

「心配性」 → 具体的な対策をたてる。

「不安症」 → 不安をそのまま受け止める、無理に消さない。原因を見えるようにする。

「明日のことが心配で眠れない」 → ダンドリ・スケジュールを決めてしまう。

「不安なことが夢に繰り返し出てくる」 → 夢を分析して納得する。

「性格が細かい、しつこい、くどい」 → それを良い方向に活かす。

「不安で確認ぐせがある、やり直しが多い」 → 何度でも安心できるまでやる。

「ものごとが気になるこれでいいと思えない」 → 納得できるまでやる。

「自分が安心、納得するまで心を整理したい」 → 納得するまで整理する。

⑥引っ込み思案・先のばし

臆病・引っ込み思案、一歩前に進めない、石橋をたたいても前に渡れない、完璧主義・踏ん切りがつかない、自分で納得するまで先に進めない、マイペース・のんびり型、やりたいけどやれない、行動できない・行動にうつせない、自分のタイミングで納得して進みたい、安心できる状況になるまで条件が整うまで先に進めない、やらずじまい、先のばし・先送り。

【対処法】

「臆病・引っ込み思案」 → やらなければいけない状況に追い込む。

「一歩前に進めない」 → 一歩だけ前踏み出してみる。

「石橋をたたいても前に渡れない」 → 納得いくまで準備をする。

「完璧主義・踏ん切りがつかない」 → 60パーセント主義でいく。

「自分で納得するまで先に進めない」 → 納得するまでやる。

「マイペース・のんびり型」  → 先行逃げ切り型で最後まで走る。

「やりたいけどやれない」 → やる状況に自分を追い込む。

「行動できない・行動にうつせない」 → 行動のきっかけをつくる。

「自分のタイミングで納得して進みたい」 → 納得できるタイミングを待つ。

「安心できる状況になるまで条件が整うまで先に進めない」 → その状況をつくる。

「やらずじまい」 → とにかく少しだけ手をつけてみる。

「先のばし・先送り」 → やる日、やる時を決めてしまう。

⑦ストレスに弱い

ストレス耐性が弱い、めまい、目が回る、胃にストレスがたまる、やる気・モティベーションが下がる。

【対処法】

・・・模索中・・・

(3)かっこわるさと向き合って、なにふりかまわずやってみた、苦しみ、もがいてやってみた。我を忘れてやってみた。

私はこれら7つの弱点と闘ってみました。そしてなんとか「マイナス」を「ゼロ」ぐらいにできたかなぁと思っています。「苦手なものは苦手でもいい、でも何かやりようはある」と考え、人との出会い、本や道具との出会い、学び、心のふれあい、何かきっかけとなるできごとをバネにしました。その中でやってみたことは次のようなことでした。

①心持ち、気持ち、ものの見方・感じ方・とらえ方を変えてみる。

②人や本から学ぶ・教わる。自分で考えながらやってみる。

③時間を味方につける。道具・ツール・本・手帳などを味方につける。

また「かっこわるさは直らない。プラマイゼロでもなんとかなるさ!」と半ば開き直り、それならば、「知恵と技術と少しの勇気で乗り切ろう!」ということで、「アンチョコ、トリセツ、知恵袋、裏ワザ、口コミ、神頼み、どれでもいいから端から試す、溺れる者は藁をもつかむ、うまくいったらそれでいい。自分のトリセツ、人生のトリセツ」という意味不明なキャッチフレーズを掲げて、「具体的な対処を知恵に変え、書き留めておく」という作業をひたすら続けました。

 がんばってはみましたが、本質的には弱点は直るものではないということがわかり、少しずつ書き留めておいて、それを見ながらその都度対処するようにしました。人から教わったこと、自分で気づいたこと、一生懸命考えたこと、一つ一つメモして5000語以上、考え方やノウハウを分野ごとにわかりやすくノートにし、それを小冊子にして30冊以上、それらをまとめて本にもできました。

これによって、千手観音との百人組手に勝ったわけではありませんが、何とか互角に組手ができるようになってきたような気がしてきました。

『人生を豊かに生きるための7つのトリセツ』セルバ出版 岩下敦哉著 より引用 

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